Hypnotherapy & Hypnosis

催眠療法と催眠術の違いとは?

一番大きな違いは目的が違うということで、2つの異なる概念です。

 

催眠療法

催眠療法(さいみんりょうほう、英語: hypnotherapy)とは、催眠を用いる補完・代替医療の一種である。被暗示性亢進を中心に、催眠現象が持つ様々な生理的・心理的特性を利用し、多様な治療が行われます。心身の回復、同化の促進、緊張の解放、不安感情の低下などが期待され、心理的興奮やストレスが関わる心身症、身体疾患や医学的処置の苦痛など精神科リエゾンの領域でも利用されます。自己洞察や行動変容の促進にも用いられます。

 

催眠術

催眠術を行う場合は術者が技法によって、被験者の被暗示性を昂進するように誘導して主にテレビショーなど娯楽を目的に行われます。

※当院は催眠術を行いません。

 

About hypnotherapy

日本には「病は気から」という言葉があります。心の不調が体の不調に繋がっていることを表しています。したがって、体の病気を治療するだけではなく、心(精神面)の治療も欠かせません。心の病に有効な治療法としてヒプノセラピーが挙げられます。

 

催眠療法は科学的に確立された手法です。脳を刺激して機能に変化を与えられます。催眠療法は催眠療法を受けることでクライアントの脳内の変化によって様々な催眠現象作り出し、心身に良い癒やし効果が期待できます。 催眠状態でクライアントが幻覚を見ることが出来ますが、これには科学的な根拠があり、基本スピリチュアルとは関係がありません。脳内には良き変化が起きています。

 

 

催眠療法の安全性

催眠は色々な捉え方があります。よく誤解されるのはクライアントの意思がコントロールされ、人形のように相手の思うまま操られることですが、実際コントロールされるわけではなく、クライアントの価値観や信念と一致した暗示を受け入れるだけです。トランスの状態になり、リラックスの状態では意識は失うことがありません。よって催眠療法でクライアントを欺くことは不可能です。逆に極めて意識が冴えるため、クライアントにとって不都合な暗示は一切受け付けません。したがってクライアントはコントロールされることはなく、安全が保証された上で催眠療法を受けられます。

 

催眠療法の効果・応用

催眠療法は心理療法のひとつで、催眠状態に入って自分の内面と向き合いながら、悩みやストレスの原因を探ったり、解決の糸口を見つけたりする療法です。自覚していない記憶や感情を思い出し、本来の自分のあり方を取り戻すことで、問題解決を目指す療法だと言えます。催眠療法は大学の心理学科でも取り扱われることがありますし、実際の医療現場でもすでに実践されています。

 

医療現場では機能性ディスペプシアなど、器質的疾患がないにもかかわらず発生する身体症状を軽減するためにも催眠療法が採用されることがあります。催眠を医療に用いる試みもアメリカでは積極的に行われていますが、日本では積極的な医療機関は限られています。一般的にはまず薬物療法など他の治療法を十分に試みた上で適用可否の判断を含めて、訓練を受けた専門家により行われるべきであるとアメリカではされています。

 

年齢退行療法

現在抱えている問題、心の痛みや苦しみ、抜け出せない行動パターン、心理的反応の原因となっている過去の出来事へ遡っていき、問題の軽減、解消につなげる療法です。そのほとんどが幼少の頃の体験に起因しています。ずっと癒されないまま放置され続けてきた潜在意識下のインナーチャイルドに、目を向け、耳を傾け、トラウマを癒していきます。

 

前世療法

催眠下において見えてくる前世イメージは、見事にその時抱えている問題、出来事にシンクロし、ある行動パターンや反応の癖、体の状態と同類のテーマが隠されていたりします。過去世が本当にあったか否かに関わらずも、自分自身の潜在意識が見せてくれるイメージは、新たな視点を与え、偶然ではない出来事の目的と人生の課題を明確にしてくれます。

 

フューチャーペーシング

過去を癒した状態から、少し先の未来の自分が、どのような環境の中で、また精神状態で生きているかを確認していきます。本来の自分を取り戻し、解放された状態で、潜在意識から浮かび上がってくる理想の自分像と未来ビジョンは、希望の光となり、自分自身に大きな自信と活力を与えてくれます。

 

グリーフセラピー(悲嘆療法)

大切な人(家族、パートナー、親友など)を亡くされた方のためのセラピーです。死そのものがどのような目的を果たしたのか。生前伝えられなかったことを伝え、又聞けなかった思いを聞き、メッセージを受け取ることで心の整理がつき、生き貫く力が蘇ってきます。このセラピーは流産、死産、堕胎などで苦しむ女性にとっても、大きな救いとなります。

 

副人格療法(サブパーソナリティー)

過去に受けた傷跡からくる様々な制約、刻み込まれた観念、そして周囲からのプレッシャーなどによって、本当は自分が何を求め、何を望んでいるのか、言語化されない感情が渦巻くばかりで、混乱し分からなくなっている時があります。自分の中に存在する様々な意見を持つ分身たちと対話しながら、問題の本質を特定、解消し、バランスと調和のとれた健全な状態を取り戻し、答えを導き出していきます。